23 11月 2016

【JACKSON’S】
”ハイハットの魅力”

jacksonsdrum

”ハイハットの魅力”

ハイハットとは、シンバルが二枚、帽子のように重なっている楽器です。ハイハットは、拍子、リズムやノリを明確にする役割があります。その他、ブラスセクションやボーカルの歌詞の切れ目のブレスの位置に合わせて演奏することで、他の演奏者を演奏しやすくする役割もあります。重なっているシンバルを足下のペダルで調節することで、チッチッという短い音からシャーッといったホワイトノイズの音のような長い音まで多彩な音を奏でられる楽器です。

Ryu Matsuyamaの楽曲でも、ハイハットはすごく重要なポジションにあります。

in a sunny placeやChildでは細かなフレーズ、

in this nightではおなじみの左足でオープンクローズを繰り返すダンスビートのようなグルーヴ、

そしてTaiyoやRun boy runでは激しい息づかいのようなうねりを生み出しています。

重要ですがあまり目立たないハイハットに今日はスポットを当てたいと思います。

もともと、オーケストラやビッグバンドでは打楽器1つにつき演奏者が一人が担当していました。

よくばりな打楽器奏者がいたか、予算の都合でリストラされたのか理由ははっきりと分かっていませんが、一人の奏者が多数の打楽器を担当する事になり、足でシンバルを鳴らす装置が発明されました。

その時の名称は、ハイハットでは無く”Snow shoe” “Low boy “や”ローソック” low=低い sock=靴下でした。だいたい1920-30年代だったと思います。このころはまだ、手で演奏するという発想はなかったのだとおもいます。そして、手で演奏しやすいようにシンバルの位置が高く改良され、Hi=高い Hat=帽子のようなことから、ハイハットという名称がつきました。

ハイハットのシンバルは平均的な口径は14インチです。おそらく他のドラムセットやシンバルとのサイズの干渉や音の混ざり具合が最適だったんじゃないでしょうか?

そして上下のシンバルはそれぞれ トップ/ボトムと呼ばれ、多くはボトムシンバルの方が厚めです。

シャーシャーと鳴っているときは上が、チッチッと鳴っている時は下のシンバルの音の成分が影響しています。最近はクラッシュシンバルのような大きめの口径のシンバルや割れたシンバル、穴あけ加工されたシンバルをハイハットとして利用しているドラマーが増えています。大きいシンバルは14インチにはない深みのある音があり、穴あきシンバルが使われるのはトラッシーさがジャズドラマーに受けたり、エレクトロや電子音のような音色を生音で再現する機会が増えたためと考えられます。

Ryu Matsuyamaのライブ・レコーディングでは、14インチのSabian HHX Legacy Hatsというハイハットを主に使用しています。Ryu Matsuyama以外の活動でも一番使用頻度が高いお気に入りです。スーパードラマー、Dave Weckl がプロデュースしたシリーズのシンバルで、柔らかでダークな印象ですが、上下のシンバルの厚みのバランスが秀逸で、高音域のキレやスティックが当たったときの粒立ちの良さがあり、とても万能なシンバルです。

そのほかにも、

Zildjian A 15″ sweet hats 大きめで薄い作りになっているので、音量が有りながらも音はまろやか

Zildjian A 14″ 50s年代 非常に薄く、ピッチが低く、バラードや歌もので邪魔しない音色

Zildjian  K/Z 13″ hats 師匠Kenwood Dennardに譲っていただいたシンバル。ジャコパストリアスやメイシオパーカーなどと演奏をともにした伝説のシンバル。上下でシンバルの仕様が違うのが特徴。

Zildjian Re-mix 12″ hats 打ち込みサウンドを生演奏で再現できるようデザインされた小口径シンバル。

Sabian 14″ Signature Mad hats 尊敬するWill Calhounプロデュースの極厚ハイハット。

Sabian 14″ Sizzle hats シンバルに12のリベット(鋲)が打ち込んである特殊なハイハット。

Sabian 7″ Signature RADIA nano hats Terry Bozzioがプロデュースした極小ハイハット。

Ottaviano 14″ hats アメリカの孤高のシンバル職人Ottavianoが仕上げたハンドメイドのジャズハイハット

などを色々な場面で使い分けています。奥が深いですね。

ハイハットの前身 ”Low boy” ”Low sock”

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“私が所有するハイハットたち”

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Kenwood Dennardと私、譲っていただいたハイハットと一緒に

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Dave Weckl と彼がプロデュースした SABIAN HHX Legacy Hihats

https://www.youtube.com/watch?v=IRfiYjshHrk

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In a Sunny Place // ALBUM
  1. In a Sunny Place // ALBUM
  2. Paper Planes // ALBUM
  3. In this Night // ALBUM
  4. Taiyo // ALBUM
  5. Run boy,run // ALBUM
  6. Child // ALBUM